鷲ノ木浜上陸地





函館駅から、JR、車で大沼、森方面へ走ること45分。
JR桂川駅を通過し、トンネルの手前に
鷲ノ木史跡公園があります。
公園への入り口には青看の案内がついてはいますが
細い道なので、うっかり見落としてしまうと
すぐにトンネルへ入ってしまいます。


公園へ入っていくと、榎本軍上陸に関する
説明看板が立っています。
また、この公園の一角には墓地があり
その中には、箱館戦争での戦死者の御墓も…
看板の後方には階段があり、下へ降りて行くことができます。



下へ降りてくると笹竹の側に建つ史跡が見えます。

正面には「史跡箱館戦争榎本軍鷲ノ木上陸地跡」の字が。
側面には「明治元年(一八六八)十月二十日上陸」の文字が刻まれています。
この史跡より海側にはJRの線路があるため、
柵がしてあり、海の近くへと進むことはできません。

公園から行けないのであれば…と
JR走行中に、窓から撮影した鷲ノ木浜です。
左は桂川駅を通過して間もないもの。
右はトンネル直前の写真です。




史跡に刻まれる通り、明治元年10月20日に榎本軍が
この地より蝦夷に上陸を果たします。
何故、箱館ではなく、あえて箱館から離れたこの地に上陸したかといえば、
「諸外国との貿易の主要都市である箱館を、戦場にしたくなかった」
という榎本武揚の意思があったからだとか。
この上陸の際に、海に転落した犠牲者もいます。
ここから、蝦夷地平定に向けて、旧幕府軍の新軍が始まるのです。
(2005年6月6日UP)
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